(1)「~(ネ)」=「~ね」
この語尾はまったく日本語と同じで、「~だね」というときに使います。語尾のつけ方は、語幹(動詞・形容詞などの用言の、最後のを取ったもの)に「」をつけるだけです。
また不自然な例を持ってきますが、「感慨無量だね。」と韓国語で言ってみましょう。「感慨無量」は「(カムゲムリャン)」といいます。漢字は中国の方から伝わってきたものなので、日本語読みから韓国語読みを推測するのは流れに逆行しなければならず、難しいことは難しいのですが、前章を読んでいれば日本語読みと韓国語読みの対応がよく分かり、こういう難しい単語も覚えやすいと思います。
また横道にそれますが、英語で「感慨無量」をどう表現しますか?かなり悩みますよね。仮に、ぴったりの表現が英語にあったとして、その英語を聞いて「感慨無量」という日本語に訳せるでしょうか。そんなに簡単ではありませんよね。ところが、韓国語の「」という4文字のハングルを見た皆さんは、第6章の表9と表10を見返しながら、初めて見る単語にもかかわらず「感慨無量」かな?と予想できてしまうのです。ここが漢字を共有する強みですね。
さて、話を戻しましょう。「感慨無量だ」は「名詞+」で名詞を形容詞化して(第5章第0節参照)「」と言います。この語幹は「」ですね。なので、「感慨無量だね。」というには「(カムゲムリャンハネ)」とすれば良いのです。いろいろなところが日本語とそっくりですよね。また、丁寧に「感慨無量ですね。」と言いたいときは、最後に「」をつけて「(カムゲムリャンハネヨ)」で良いのです。日本語では「ですね」のように「です」が先に来ますが、韓国語では「です」に当たる「」が後についています。違う点といえばその程度でしょうか。
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はじめに 日本人にとって一番簡単な外国語
第0章 ハングルってなに?
第1章 日本でも韓国でも発音が同じ単語
第2章 日韓文法の共通点
第3章 ハングルの読み方
第4章 超基本単語
第5章 簡単な会話
第6章 日韓漢字変換法則
第7章 文章を組み立てよう
第8章 実践練習
第9章 おわりに
おまけ 韓国語なんでもQ&A
コラム 日本におけるハングルの諸事情
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