変換法則を覚えるだけでは何も面白くありませんね。まず、実際の変換例を示して感動(?)していただいたあと、皆さんにも漢字変換の問題を解いていただきましょう。全部で10問あります。もしも、この説明を読んだだけで半分も正解すれば上出来です。「半分しか」ではなく、「半分も」と言って良いと思います。これがドイツ語やフランス語なら、初めて見る単語を発音から考えたって意味なんてさっぱり分かりませんよね?近い国だからこそ可能な技なのです。それでは、次の韓国語の部分を日本語に直してください!
3問ほど、私と一緒に解いてみましょう。そんなにすぐ変換法則を覚えきれないという方も多いと思うので表9と表10を読み返しながらゆっくりと話についてきてくださいね。
例1.(ヘゥエ)へ旅行する
例2.(マンサン)にふける
例3. (オルロネ チャユ:パッチムの音変化については第3章第5節参照)
※ 日本語と同じく韓国の漢字単語にも同音異義語が存在する可能性があるので、話の前後関係が分かるように補助的に日本語を付け加えてあります。
まず、例1を考えましょう。一文字目の子音がなのでカ行またはガ行ですね?次に母音がなので「あい」、つまり子音と母音を合わせると、「かい」または「がい」になりますよね。2文字目も同様に考えます。子音がなのでア行・カ行・ガ行のどれかです。そして母音はなので「あい」、子音と母音を合わせて「あい」「かい」「がい」のどれかになるはずです。すなわちこの単語は、パターンとしては「かいあい」「かいかい」「かいがい」「がいあい」「がいかい」「がいがい」の6つが考えられます。
ここまでは理解できるでしょうか?次に、この6つの中から日本語の漢字語に存在する発音を探します。「開会」「海外」「外界」「外海」などがありそうですね。こんなにたくさんあるのか?と悩むかもしれませんが、前後関係が分かれば自然と単語は絞られます。例1の場合、「海外」が正解です。だいたい要領はお分かりいただけたでしょうか。
サイトメニュー
はじめに 日本人にとって一番簡単な外国語
第0章 ハングルってなに?
第1章 日本でも韓国でも発音が同じ単語
第2章 日韓文法の共通点
第3章 ハングルの読み方
第4章 超基本単語
第5章 簡単な会話
第6章 日韓漢字変換法則
第7章 文章を組み立てよう
第8章 実践練習
第9章 おわりに
おまけ 韓国語なんでもQ&A
コラム 日本におけるハングルの諸事情
トップページ ハングル講座~韓国語を学ぼう~