ついでに言うと、“ハングル文字”も気になります。第0章第2節で
>そんなことはどうでもいいのですが
と書いたものの、実質的に「偉大なる文字文字」と言っていることになり、日本語で例えるなら「ひらがな仮名」や「カタカナ仮名」のようなものなので、やはり違和感があることは否めません。
さて、もっと突っ込んだ話をしましょう。私自身も第0章第0節でお茶を濁してしまっているので、ここで但し書きをしておきます。
「ハングル=韓国で使われる言葉や文字+北朝鮮で使われる言葉や文字」
というニュアンスで日本では捉えられているように見受けられます。しかし、厳密に考えるとこれも疑わしいものなのです。…というのも、北朝鮮ではハングルではなくチョソングルチャ(朝鮮文字)と呼ばれているのです。(詳細は割愛しますが、興味のある方は調べてみてください。)
つまり、“ハングル講座”という言い回しは韓国・北朝鮮の双方に配慮しているように見えますが、オブラートに包んだはずの“ハングル”も事実が分かってしまえば結局は“韓国語”と大差ない、というオチなのです。
これは誤解を生む表現であり、むしろ配慮に惑わされているのはこれから学ぼうとする日本人なのかもしれません。まあ、大多数の人が“韓国語”を学ぼうとしているので、それでいいと言えばそれでいいのですが…。ちなみに、当サイトは圧倒的に韓国寄りですのでハングル講座で問題ありません(笑)
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はじめに 日本人にとって一番簡単な外国語
第0章 ハングルってなに?
第1章 日本でも韓国でも発音が同じ単語
第2章 日韓文法の共通点
第3章 ハングルの読み方
第4章 超基本単語
第5章 簡単な会話
第6章 日韓漢字変換法則
第7章 文章を組み立てよう
第8章 実践練習
第9章 おわりに
おまけ 韓国語なんでもQ&A
コラム 日本におけるハングルの諸事情
トップページ ハングル講座~韓国語を学ぼう~